route 202 鈴峠 | |
北東北の銘川・馬淵川と安家川の源流部である鈴峠はダート県道であ る。この近辺の国道・県道の峠道は殆ど走り尽くしてしまったので、最後に 残されたのがこの一般県道202号線・普代小屋瀬線である。 起点は普代村上普代であるが、今回は終点の葛巻町馬淵荒沢口から 進入します。 R340を荒沢口で分岐し、馬淵川本流に沿って泥這まで、快適な2車線の 舗装路をなだらかに上って行きます。 |
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泥這の集落。 直進すると畑集落を過ぎ、荒沢口林道となり、安家森の麓、袖山牧場へ 辿り着きます。 ここは標識通りに右折して、1.5車線の九十九折りを上って行きます。普 代まで51kmの行程です。 |
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泥這から暫くは、路面並び道路状況の良い1.5車線の快適路で標高を稼 ぎます。牧草地を通り、白樺の森を抜けると、展望が開けます。 随分、登ってきたなと思う頃、舗装が途切れ、未舗装のダートが始まりま す。 |
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直線的に登って行きます。固く踏み締められた砂利道で申し分無いダー トです。 |
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鈴峠(海抜・約930m)。 なだらかな直線があり、やや拓けている峠である。県道標識(ヘキサ)と 町標識(カントリィ=サイン)もしっかりあって、唯一の人工物である。 林道なのか放牧場へ続く脇道があります。 |
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鞍部は落葉樹の森の中を直線的に下って行きます。葛巻側と同様に、 固く踏み締められた砂利道でついついスピードが出てしまいますが、左側 は谷底で、ガードレイルも無いのでやや不気味です。夜間はビビリます ね。 |
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鈴峠・最大の難所(?) 幾分、高度を下げたら、ブラインド=カーヴが続きます。木々が少なくな り、谷底が覗けます。登って稼いだ高度を取り戻す様に九十九折りで一気 に下って行きます。葛巻側と比べて幾分、道幅が狭くなった気がします が、要所要所には一応、カーヴ=ミラーも設置されています。 このカーヴを曲がった所で、今回、唯一の対向車と擦れ違いました。道 路局のパトロール車でした。 |
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安家川支流の谷底へ下って行きます。 | |
岩泉町坂本の集落にて舗装路になり、安家川本流沿いを下ってきた町 道奥岩泉線と合流します。 ここまでで、ダート県道の峠道編は終わりです。 ここからは、北上高地の銘川・安家川沿いの道を紹介して行きます。 |
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安家川 route 202 普代小屋瀬線/route 273 安家玉川線 | |
北上高地の北部・安家森を源とする安家川が中域部の安家洞を含め て、水質の綺麗な川として知られています。北は久慈川から南は気仙川 まで、岩手県の太平洋岸・三陸海岸に注ぐ2級河川はどれも銘川なのです が、規模的に云っても、川沿いに下る道では安家川が1番だと思います。 只只、アクセスが辛いのが難ではありますが、アクセスし易い所は全滅の 観もありますので致し方無い・・・と云うのが正直なところです。 r202普代小屋瀬線・大鳥付近にて。 |
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夏の朝、川口付近にて。 | |
川口を過ぎた付近で、r202普代小屋瀬線は安家川を離れ、御沢峠を越 え、普代村へ続いて行きます。 ここからは安家川沿いにr273安家玉川線で太平洋まで下って行きます。 安家渓谷です。新緑から紅葉の時期まで、走り抜けるには楽しい道で す。以前は何箇所かダートも残っていたようですが、現在ではその形跡す ら判らない程、整備された1.5車線の快走路が続きます。 |
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やや飽き始めた頃、山が少し離れ拓き、直ぐに潮の香りが漂い始めたら そこはもう太平洋です。 野田村下安家にて、R45浜街道と合流します。 画像の手前が三陸鉄道北リアス線の橋梁でその奥がR45の橋梁です。 どちらも立派な橋梁で色々想像出来ますが、1つだけ云えることは、安家 川は最後の最後まで山の中でした。と云うことです。 |
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