原町二本松線
STRANGELOVE of SWINGING RAIDER



route 62
最新走行年月:2004年8月
 浜通りから中通りへと阿武隈高地を横断する国道・県道は何本もあ
りますが、未だ未舗装路が残る県道(主要地方道)は原町二本松線
だけです。
 福島県を代表するダート県道(それも地図に緑色で記されている主
要地方道)の原町二本松線へは、以前にも何度かトライしようとしたこ
とがあるのですが、毎回、通行止で縁がありませんでした。近郊の道
は走り尽くしてしまいましたので、とうとう、リトライする機会がやってき
たワケです。大袈裟で済みません。
 普段ならこの時期(8月)はもっと遠くのエリアへ進攻している筈なの
ですが、天候が余り芳しく無い・・・でもオートバイには乗りたい・・・で
もでも近場じゃ詰まら無い・・・じゃオン車でダートを走ればいいではな
いか・・・という思考のもとでの行動です。本音はね。
 原町側から進入。西原の交差点から暫くは快適な2車線が続きま
す。警戒色した大きな標識によりルートが間違いで無いことを確認出
来ます。
 主要地方道・原町二本松線はその名称の通り原町市から二本松市
までの凡そ50kmの道程ですが、未舗装区間はその東側の1部・8km
程です。

 新田川の支流・水無川を堰き止めた高の倉ダムまでは快走路でし
たが、ダム湖畔を通り高倉の集落を過ぎてからは荒れ気味の舗装で
す。
 中々、お目当てのダート区間が始まりませんが、結構、荒れた楽し
い道でついアクセルを搾り気味になってしまいます。下手に高機能な
路面のワインディングより、こういった癖の有る路面の方が好きなの
は業と云ったヤツでしょうか。

 枯葉や浮砂が多く滑り易いので、まだ、ダートの方が走り易いと感
じる方も多い気がします。
 助常林道との分岐、左が本線で右の直進気味に進むと助常林道で
す。

 助常林道との分岐を過ぎて間も無くすると、待望のダートへ突入で
す。
 水無川の谷筋・右側の斜面に沿って高度を上げて行きます。依っ
て、進行方向の左側が山で、右側が谷という行程になります。日本は
左側通行ですので、二本松(飯館)側から通るより、今回のように原
町側から進んだ方が気楽だと思われます。
 深い常緑樹の森の中、無粋なガードレールなぞ無く、とても気分の
良い道です。最近では林道さえも舗装、又は、未舗装としてもガード
レールがしっかり付いている所が多いのですが、所々にリフレクタの
ポールが存在するのみで、大いに自然の中の車道として楽しめます
(夜間はキツイな)。

 固く踏み締められた(しかも弱い雨のお陰でより締まって埃も舞わな
い)砂利道で存外に走り易く、ついついスピードが乗ってしまいがちで
す。
 ちょっとしたピーク。峠というよりは尾根筋に沿って進んで行きます。
水無川と本流の新田川、太田川の水系が交じり込んでいて、何処が
最高所か、車両で通行する限り定には判りません。

 矢張り、阿武隈山地では無く、阿武隈高地と呼ばれて正しいような
気がします。
 程無く、下りになります。

 市村境の標識は見当たりませんでした(見逃したか?)。
 常緑樹の森の中、徐々に下って行きます。

 上りで稼いだ高度程、下らないので、原町市と飯館村の標高差が
判り易いのではないでしょうか。
 飯館村木戸で舗装路になります。水系はまだ新田川です。



 本線はそのまま比曾の高原(牧場)地帯を抜け、比曽坂を越え川俣
町・東和町・岩代町を通り、阿武隈川を安達ヶ橋で渡り国道4号線に
合流します。
 未舗装路以外の舗装路でも最後まで楽しめる貴重な県道です。




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